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6月, 2015の投稿を表示しています

「気づきがあなたに訪れる」

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ふと、目にとまった文章を、ブログに残しておこうと思います。 昔、こんなドキュメント番組を見たことが、心に残っています。  それは、アメリカの10代の少女の話でした。  彼女は末期の癌でありながら病床から、ゴリラやトラ、ゾウ、サイなどの野生動物の保護活動家たちに応援の絵手紙を送り続けていました。  そして最後はいつもこう結んでいました。  「私にはもう命がありませんが、動物たちの未来をあなた方の勇気に託します。   私は何年も寝たきりですが、こうしてあなた方の勇気と安全を祈ることができます。   こんな私でも誰かの役に立つことができる。そんな体験をさせてくれてありがとう。   もうすぐ私は天に召されますが、死は少しも恐ろしくありません。   死んでからこそ、私は本当にやりたいことができるのです。   私は死んだらこの重い身体を脱ぎ捨てて、必ずあなた方のそばにまいります。  これからは、あなたのそばであなたを守ることができる。   私はいつでもあなたの勇気と身体を守れるのです」 このような内容でした。   この番組は、私の人生に衝撃を与えました。  同時に「あなたはこれから何をするの?」そう問われているようでした。 彼女は私に「他者に対して何もできない人はいない」そう教えてくれました。   世界中の保護活動家に送られるその絵手紙は、文章を考え、絵を書き、はうように 病院の中庭で摘んだ小花の押し花を添え……。   それがまた末期の彼女の生の意味を支えていました。  また命がけの活動家たちにどれほどの勇気を与えたことでしょう。   「ボランティアとは、してあげるものではなく、させていただくもの」 この彼女からの遺志をまた多くの同胞に発信できたらいいな。  今はそんなふうに思っています。   一緒にやりましょう!  自分以外の誰かの役に立つために。 救済の手を必要としている誰かのために。   私たちが差し出した手はめぐり巡て、また私たちがつまずいたときに、 差し出される手となり返ってきます。  こうして私たちは、自らを救うことができるのだと私は信じています。     私たちみなが体験するその深い苦しみは、また別の世界への新たな扉。 

「お寺でヨーガ」

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日曜日 の朝、心の背筋を整える 「お寺でヨーガ」 を開催しています。 「お寺でヨーガ」は、 静かに心と体を感じ、曲がった背筋を整えて、心をゆるめるヨーガクラス です。 シンプルでありながら精神的なヨーガレッスンをご提供しています。 クラスにご参加下さった皆様に、庵にいるかのようにくつろいでいただくことを大切にしています。 日本のおくゆかしさを取り入れたヨーガ、お寺がかもし出す神聖な空間の中で、心からリラックスした上質なヨーガの時間をお過ごし頂けます。 お寺は、港区白金高輪にあります。 都会の真ん中とは思えない境内は、緑でいっぱいです。 普段、都会で時間に追われる毎日を送っていませんか? 女性は、もっとゆったりしましょう。 女性の心と体を、日々の忙しさから開放して、ゆっくり休めてあげることが大切です。 イライラしたり、体の調子が悪かったりという、ちょっとした不調を、時間がないを理由に放置しているという人は要注意! お寺でヨーガにご参加下さる方は、ほぼ女性です。 お寺は、女性エネルギーに溢れた神聖な場所。 女性には、どことなく安心できる空間なのでしょう。 レッスンが終わると、皆が優しいお顔に戻ります。 本来、ヨーガというものは、ワークショップやセミナーで詰め込むより、日々のレッスンを通して学ぶものです。 先生から教えてもらうその時必要なことを、コツコツ吸収していけば、自然に誰もが指導できるようになるはずなのです。 『こんなヨーガレッスンがあったんだ‼︎』 と、感動して頂けるここと思います。

美しいフジコ・ヘミングさんの肘

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  6月27日、昨秋から待ちに待っていたコンサートへ行ってきました。 大号泣! 悲しくて泣くのではなくて、音のハーモニーが繊細で、美しくて、胸が奮えてしまうのです。フジコ・ヘミングさんのピアノの音は!   私の席は、前列から4列目でした。 大好きなフジコ・ヘミングさんの肘の皮膚のたるみまで見える距離でした。 吐息の口元、間を置く指先、ピアノの腕さばき。       なぜフジコさんに、私はこんなにも魅力されるのでしょう。 目指したい女性のオーラです。 フジコさんの肘の皮膚のたるみを、私はずっと見ていました。 色っぽい。 現代女性は、自然な肌のたるみに逆らうことに意識が向かうようですね。 でも、本当は自然のままでいる方が女性は美しい。 自然に逆らおうとするから、にじみ出るような美しさが出ないのです。 自然体でいられるには、精神性が高くないとできないわざ。 だから、ヨーガで内側を高めていかないと。    音も外見も、役目も違う楽器が一同調和して生まれる音は、感動の域を超えます。 ヨーガの時間からも、そのようなエネルギーが生み出されるはずです。   Om Aim Hreem Kleem Chamundaye Vichche

女性の目醒めのヨーガ

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 ヨーガは、外見を磨いたり、単なるストレス解消や健康法? 「女性の目醒め」に意識を向けてヨーガをやってみませんか?     ~あるヨガの聖者の言葉~ 自然は女性をより純粋で、 より繊細につくりました。 女性は調和です。 女性のもとに癒しがあります。 ですから、貴女は、 あまり疲れてしまわないように。 ~・~・~・~・~ 辛い仕事を無理して頑張り過ぎて、 女性としての喜びを感じれていなかったり、 ヨーガをしてるのに心身穏やかになれてない方は、 やり方が間違っているだけです。 本来持っているパワーにアクセスできていないからです。 本来の源泉にアクセスすること もともと持っている 「受容・無条件の愛・ 喜び」 という 女神の資質を受け取り、 表現していくことができます。 そのために 女性のエネルギーに適したヨーガ を することをオススメします。 bliss yoga様ブログより  女性は、物質的な体を超えた精妙な女性性を、潜在的にそなえています。 その見えない資質こそが、女性の活力源であり、 心に、体に、人生に、あなたを彩るすべてに、影響を与えているのです。    もし、女性が自分自身のことを、鏡に映る姿だけではなく、内側から理解できていたなら、 頭で考えるより、インスピレーションで生きることができたら、 どんなに素敵な女性が増えていくことでしょう。  ですが、女性がこの資質に気づかず、男性化して頭を使いすぎたり、 必要以上に自分に自信を持てなかったり、女性の心と体を無視したままでいることは、 ますます生きるのが困難になるでしょう。  心の面でも、体の面でも、さまざまな障害に直面することになるはずです。 なぜなら、ヨーガを行っている女性は多いのですが、 子宮の不調や生理の問題を抱えている女性も多いのです。  私たち女性から、ヨーガの本当の底力を証明していく時ではないでしょうか。    あなたは、ヨーガでリラックスするだけ?  どうか心を開いて、あなたの内側にある女性の力を開いて下さい。 Om Aim Hreem Kleem

ヨーガで目覚める女性のインナーピース

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スタジオ。 この小さな宇宙で、27年間。 私は多くの、様々な国籍の、そして様々な生き方の女性たちと出会い、 呼吸をともにしてきました。 涙をながしたことも、怒りをぶつけたことも。 私は、女性という神の創造物をとても美しいと思います。 そして、今、女性の心と体で47年間生きて思うことは、 内側を整えることが女性の宇宙を生きる基本。 私たち女性は、内側の幸せインナーピースを失ってはならないのです。 女性のヨーガは、心と体、インナーピース。 私たち女性は、このトリニティを調和することで、女性として完成されます。 現代女性は、男性化していく傾向があるように感じませんか? もし、あなたが今、「生きるのがなんだかしんどい」。 そう感じていたとしたら、私の中の女性性が閉じていない? いったん立ち止まって、自分に問いかけてあげて下さい。 仕事や家事、育児などで忙しい中でも、今、病気に向き合っている人生であっても、 ヨーガをすることによって、私たち女性は内側の幸せインナーピースを得られるのです。 心のバランスを保てるようになるのです。   「忙しくてできない」そう言ってるのは、脳だけ。 脳にコントロールされたら、女性の人生は閉じていくだけです。 「~しなければならない」この声を聞いたら、自分を失ってしまう。 だから、気をつけて。 ヨーガを通して、女の私を忘れない でいて下さい。 女性は、頭が働きすぎると、体が閉じて、孤独感が増し、 免疫力が下がり、生きる気力さえ低下していく特徴があります。 でも、心と体を瞑想ができる平和な状態に変化させ、 内側のインナーピースをどんんどん増やしてあげると、 感情が強すぎてコントロールできなかった心と体が、 少しずつ変わっていくのを実感できます。 安定した状態へと、変容していくのです。 そして、その状態を保てるようになるのです。 自分で自分の感情をコントロールできるようになると、 女性としての自分に誇りを持てるようになります。 そして、変化にあふれた私たち女性の人生を、 受け入れていく強さがそなわるのです。 変化に取り乱して、泣いて、「こんなはずじゃなかった」と嘆くよりも、

ずっと温め続けてきたこと

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海外セレブの間でも瞑想は人気のようですネ いつも、ブログをご覧下さり、どうもありがとうございます。 今日は、イベントレッスンのお知らせと、あと、少しだけ私のことをお話させて下さいね。 私は、二十歳から今の仕事につながる道を歩み始め、今年で27年になりました。 今の私の下地は、生まれついたこの家族のもとから築かれてきました。 代々、スピリチュアルな家系だったのかもしれません。 とくに、女性がその力を発揮しています。 今、私が女性の皆様にお伝えしていることは、この力を開花する私のはじめの師となってくれた、明治生まれの大祖母です。 私にとって初めての霊的な師であり、初めての偉大なる女性となりました。 グレイトマザー、聖母、大地母神、女神。 そのような言葉は、大祖母のためにあると言っても過言でないくらい。 大人となった今では、目指したい憧れの女性であり、最高の師です。 この仕事で辛くなった時、壁にふさがれた時は、大祖母を思い出して涙を流す時があります。 引っ込み思案だった子供の私は、遊び相手がいなくて、いつも着物を凛と着た大祖母のそばにいました。 大祖母の慈悲の心、大きな懐の女性の温かみ、霊核の高さ、女性のたしなみと品格。 子供の頃からそうした内面の資質に触れていた私は、スピリチュアリティと品性は同等だと思うようになりました。 いさぎよく自分を引き下げることができる。 無駄な張り合いをしない。 生き物の死を、天使が迎えにきたかのような優しさで見守っている姿を忘れない。 魂と対話する大祖母は(実母もそう)、いつもお経を読んでいました。 死の間際で、病に苦痛を抱える中でも、凛として痛さをこらえ、お経を読んでいました。 魂に関する本が、なぜか金庫の中にたくさんありました。 怖いもの見たさで、盗み読み(平仮名がふってある)していたんです。 わからないとことは、挿絵から想像して。 魂に関しての知恵の下地が、すでにここでつくられてきたのです。 私は、今、ヨーガ教室を開催することを通じて、大祖母のもとで培われてきた下地を活かし、女性の霊性と品格を育むお手伝いをしています。 今、スピリチュアルブーム(古い?)で、女性も悟りを目指し、勉強している

スピリチュアル・ビューティー

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日本女性のスピリチュアル・ビューティー 「内側から綺麗になりたい!」 でも、実際にどうしたらよいのかわからなかったり、 忙しさでついつい、 心も体も、おいてきぼりになっていませんか? 幸せになるためにヨーガをやってみた、 けど? 内側が変わるってどういうこと? 私の何を、どう変えていけば、幸せになれるんだろう?? そうですよね。 だからね、知識もないままポーズだけやってても、先に進めないのよ。 女性は、ヨーガでこの資質を育てていくといいのよ。   「内面の美」 これは、ポーズで肉体の健康を目指すより、ワンランク上(実際はそれ以上)の心のヨーガです。 自分を、今ここから高めていきたい方は、こちらの道です。 女性だからね、外見も大事よ。 でもね、あまりにそこばかりだと、かえって男性化するわ。 孔雀を見て? 雄は、宝塚のように大袈裟に羽を広げて、見せびらかしているじゃない? 本当の美は、見せびらかしたりなんかしない。 にじみ出るものよ。 「女性性」を深めるヨーガのやり方をして下さい。 男性的な肉体修行のハタヨーガから、 女性性を高めるやり方にレベルアップさせていきましょう。 あなたの肉体より、内側にアプローチしないと。 精神的な面は変わっていかないのです。 女性は、自分自身を他に幸せを与える人になるように、成長進化させていくことがヨーガ修行です。 はじめから、100%他人に与えられる人なんて、いません。 聖人を目指さなくていいの。 まずは、自分に優しくすることからよ。 自分を大切にできる女性になることから、ヨーガを始めていきましょう。 その前に、 こんなお悩み、抱えていませんか? ・つい頭で考えてしまう ・人と比べてしまう ・神経質 ・頑張りすぎる ・不安癖がある ・体の奥が冷たい感じがある ・体がギスギスしている ・イライラ、ピリピリしてしまう ・年齢を重ねていくことがコワイ ・呼吸が浅い このような心を抱えながら、ヨーガのポーズに頑張らないで下さいね。 辛くなるからね。 それよりも、思いやりが育つようにヨーガをして下さい。 女性は、恋愛や結婚、仕事、人間関係を、他に与えていく機会としてとらえられるようになると、内側から

ヨーガがなくても生きていける、けどね

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ヨーガ教室を開催している私が申し上げるのも、…なんですが。 ヨーガで劇的に人生が変わるわけではないんです。 ポーズが一番、効果を感じられるかもしれませんね。 変わった! あぁ〜スッキリしたぁ! チョッと痩せたみたい! という実感が得られるでしょう? ヨーガをやらなくても、生きていけるんです。 これまでだってそうだったように。 仕事をして衣食住をまかなえて。 生活に必要な物を買えて。 余裕があれば、自分を豊かにする物だって手に入れられる。 そうした面からも、喜びを得られるから、 ヨーガがなくても生きていけるの。 そう言われると、そうでしょう? ただね、 私は思うんです。 この仕事に生きて27年。 目の前の方の、他人は知り得ないようなところに深く触れるこの仕事を通じて、わかったことがあります。 人間というものは、心がどうあるべきかなんだなって。 心しだい。 心のあり方を、 見せられてきたように思います。 ヨーガがなくても生きていけるの。 人間が日常を生きてる世界は、五感の世界だから。 五感で認識できるその世界を見ることができて、そこから知って、聞けて、話せて、食べることができれば、とりあえず安心。 生きていけてしまうの。 人間は。 ただ、 ただね、 いずれ誰もが気づかなきゃいけない事なんだけど、 人生は五感で認識できる世界や社会だけで構成されているわけじゃないってこと。 緻密なルールが、張り巡らされているんです。 つまり、 ニュースやテレビに出てくる情報だけで、構成されてるわけじゃない。 人間の身体もそう。 肉体と五感だけでできているわけじゃないの。 人生もそう。 深い深いところから、いろんな人の想いや、人間では知覚できない原因が絡み合って、今その人生になっているの。 ヨーガをやらなくても生きていけるとしたら、 では、ヨーガをやるといい理由は何かと言われたら? 深い深いところからの、いろんな原因が自分に働いて今こ

【目覚めの詩~Heart Sutra ~】

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Namaskar  Life is short Fix your mind on God Time is passing fast Your death is waiting Open your third eye Wake up Everything is possible  God Bless You 知っておいてほしい 地上の時間には限りがあることを 常に心で神を思い礼を捧げなさい 死の間際でそうあるように 得て失っては悲しむ儚い世界から 至福に満ちた永遠の世界に 魂の眼を開きなさい そんなこと不可能だなどと いつ誰があなたに言っただろうか

映画「あん」胸にグっときます

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昨日、樹木希林さん主演の映画「あん」を観てまいりました。 素晴らしい内容であったのはもとより、この名画が作成された背景を知り、皆様にご推薦したいと思います。 ドリアン助川さんによって書かれた小説「あん」 書き上げるまで十余年の歳月をかけられたことを知ったのは、皮肉にも映画を観た後の今日でした。 たまたま図書館で借りた本に、「あん」のはじまりが書かれてあったのです。 彼が30代の頃、ハンセン病予防法が廃止されました。 ハンセン病の元患者の方がどれほどの辛苦を耐えてきたか、メディアが競うように報道を始めました。 そんな最中で思ったそうです。 ハンセン病の元患者を主人公にした小説を書こうと。 想いを抱いた時は、30代。 世に出す時には50歳になっていたそうです。 なぜそんなにも? 『元患者の皆さんの手記や詩、小説があまりに壮絶で、「ボクの心は火傷しました」。 ざっくりと斬られた夜もあれば、昼夜を問わず心の鈍痛にあえいだ日もありました。 患者の手記があまりに生々しく、重たく、霧のように果てしない哀しみを背負っていて』 小説が書けなかったそうです。 そんな中、実際にハンセン病の療養所を訪れた時、製菓部のある男性が転機となりました。 「あん」の物語が浮かんだそうです。 映画は113分とあっという間です。 ですが、一瞬では見れない30代~50歳になるまでの人生をかけた一人の方の作品です。 あんこが主役の食べ物の映画? そう、想像される方もいるかもしれません。 たったこのひと言を訴えかけるために描かれた作品です。 「ハンセン病の療養所にいた人の人生には意味がないのですか?」 樹木希林さんは、全身ガンに侵された運命の中で大役を果たされていました。

人間らしく生きる

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20代の生き方をヨーガから学ぶ生徒さん 皆さんあまり、 「自分らしく」にとらわれすぎる必要はないのではないでしょうか? 自分らしく。 ありのままで。 こうした言葉にあまり躍らされないで。 「自分らしく」は、我が儘な心を自分でコントロールできるようになってからです。 まず先に、人間らしく生きることを極めましょう。 順番が逆ですよ。 人間らしく生きること。 そこに努力する中からしか本当の自分は見えてこないのです。 自分らしさは、感情をコントロールできるようになってからです。 心をコントロールできないまま「自分らしく」あろうとすると、 イヤな自分ばかり見えてきて、よけいに嫌になってきませんか? 心と感情に「ありのまま」を許したら、さぁ大変。 心にふりまわされてしまうよ。

心がない

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ヨーガは、段階的に心を訓練していきます。 ところが現代のヨーガはテクニックに先走り、心を教えてもらうことがないようです。 心を教える前にテクニックを教えてはならないのです。 どんな道においても「達人」がいます。 達人とそうでない人の違いはなんでしょう? 何十年その道を歩んでいても、本質にぶれない心を持っていることです。 この心がないと、慣れてきた時に自己流の解釈に走り、基本から離れ我流になっていきます。 なぜ人間は、ある時期になると自然とヨーガに導かれるようになるのかといえば、テクニックを得るためだけではありません。 修行は、精神的な成長をもたらすものです。 自分を律し、ヨーガを修行することで精神的な深みが人格にあらわれ、人間性が豊かになるのです。 人間は、心を成熟させ精神性を高めていくことが人間の真の成長です。 それを望むのは人として自然なことです。 ですが、我流でヨーガを修行しても精神性が高まることはありません。 そこには、本質的なことを忠実に守るという規則がないからです。 規則がない修行の道は、動物と同じです。 自由きままな遊行になってしまうでしょう。 このことからも、修行にはある一定の規則が課せられていることがわかってくると思います。 我慢は修行のはじめの一歩です。 自分が我慢すると思うと、誰でも逃げたくなります。 そうではなく、我慢を心に与えるのです。 自己中心的な心は、多少の我慢を与えることで他人に気づかいできる大人の心になります。 なんでも「可哀そう」とみないことです。 可哀そうと判断する前に、なぜこういう状況にあるのかよく洞察します。 必要でその過程を通過している場合もあるからです。 修行は、あえて自分から自分の心に苦しい状況を課すことで心を成長させていく道です。 日々是精進。 我慢していますか? すぐに投げ出していませんか?