自分の体で安心してみよう
「心が自分のからだを作っているから。 心が変わらないとまた病気になる!」 そう言い残して逝った生徒さんがいました。 考え方が体を作っていくという真実を 病気を通してさとったのです。 ヨーガを習うまでは殆どの人が 心も体も無意識なまま生きていたという状態に気づく方は少なくありません。 心と体はまるで別物のように扱われていますが、 心はまぎれもなく体の一部です。 心と体がバラバラになっている状態が 現代人にはもう普通になってしまったのでしょう。 最近では体と心と感覚さえもバラバラ、 つまり自分がどう考え感じているかもわからない。 自分の想いを言葉にできないのです。 心の悩みはどこからくるかと言えば、 心と体がバラバラになって はぐれてしまっている時ではありませんか? 体が心の状態を一番に教えてくれます。 それなのに心は体を無視して 心のままに体を動かそうとします。 今の体の状態を考えずに 心の思うままにコントロールしようとするのです。 そういう無理する心がありますよと、 ヨーガのレッスンを通して気づく方も少なくありません。 心は体の一部という事実を認められたら、 体を無視して心のままに動かすことが切なくなってきます。 現代人の体はまるで付属品のようになっていて、 パソコンの前で過ごすことが多くなりました。 足は何のためにあるのかということが わからなくなってきているのです。 体を動かさず椅子に座り 頭で不安なことばかり考えさせられていたり、 頭のために使われている体を もっと本来の体に戻さなければなりません。 体が本来あるべき姿を、 本来の動きを取り戻しましょう。 ヨーガの中では普段決してしない体の使い方や体に向ける意識を、 ゆっくりと時間をかけて自分の体と向き合いながらやっていきます。 自分の体が今ここにあって、 自分の体の中で心を安心させること。 心が今いる場所で安心できると 心は元気を取り戻します。 心が元気になってはじめて体は健康を取り戻します。 ヨーガを通して自分の体と和解していきましょう。