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智慧を学んだ人は迷わない

緊張や怒りをコントロールすることはむずかしい。 そう思い込んできませんでしたか? なら、智慧を学んで下さい。智慧を学ぶことは生きるために必要なことです。 その重要さを教えてもらわず私たちは大人になってしまいました。 大人になって困って迷って生きています。 だから学んで生きていきましょう。   心を整えることは「むずかしい」のではなく、 自分は心のことを「知らないだけだった」ことが 学ぶとわかります。 学ぶということは、 迷いの原因から目を覚ますことができることなのです。 それが智慧を学んだ人が得る力です。 あなたは、何に影響されて自分の調子を崩すのでしょうか? あなたが何に影響されていつも心が揺れ動くのか。 そのおおもとの原因を知っていますか? それを知らずして揺れ動く心も身体も、怒りも 緊張もどうにかする事はできません。 だから食べて飲んで、 仕事を必要以上やって麻痺させて誤魔化すのです。 しかしその方法は心をよけいに弱くするだけなのです。   自分を知るために本当に必要な知識だけをつかみましょう。 四方八方に手を広げないこと。 バランスという本当の意味を知りましょう。 そして、それらをコントロールしながら 本当の意味での「本当の自分」で生きる知識と技術を身につけましょう。 オドオド、ビクビク、ドキドキ、ソワソワ、イライラ、ムカムカ! こんな気持ちに怯えて、 どうにかこうにか毎日を生きる次元を脱して、 自分本来の力と能力を発揮して生きたい、 だからそのための学びをしたい、 ヨーガはそんな真摯な心を歓迎します。   「自分らしく」 それはあなた独自の持って生まれたもので生きること。 私たちはそれ以外の何者にもなれません。 なろうとするので無理がたたるのです。 では一体それは何なのか? そのことに気づいて力を取り戻して下さい。   「自分らしく」この意味を智慧から学んで下さい。 すると、 問題の根源である悪い記憶や癖が解放され、 より良い方向へ変化していく手応えを実感できるでしょう。

Mさんのおひとり様のyoga

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始めたころを振り返り日記などを読むと、 悩んでいる方向が他をむいていたり 過去に向いてたりしていたことに驚きました。 この数ヶ月で学んだことの深さに改めて気づかされました。 個人指導で学んだ yogaコース も残すところあと一回。 最初の頃の私を思い出しながら 現在の私が感じていることを書きとめようと思います。 最初にJuna先生とのカウンセリングで、 講座を受講する 目的と実現したいこと をしっかり決めました。 私は、「視野を広げ心を鍛えヨーガを日々実践したい」と書きました。 書いた時の気持ちを今思い返してみると、 ただただ藁をもつかむ気持ちだったと思います。 言葉にできない。 でも心にある捉えられない不快感。 身体に起こってくる痛み。 過去に起こったことが今でも現実のように思い出す。 それに支配される心・・。 仕事や日常の中でも何かが停滞している感じがしていました。 2018年の1月から毎月一回のペースで先生から指導していただき、 今は11月になりました。 先生と一対一のヨーガレッスン。 アーサナを通して身体に意識を向けます。 身体のどの部分を意識したらいいのか、 どのタイミングで息を吸ったらいいのか、 息のはき方など細かく指導していただきます。 毎回レッスンの後は、 心に静寂と感謝の気持ちで満たされました。 アーサナはポーズを決めたり頑張るものではなく、 自分との対話なんだと気づきました。 身体に意識をむけることで身体も答えてくれる・・。 静かなアーサナで呼吸することが、 心や身体に安心感を与えることに気づきました。   講義ではヨーガ哲学や心と身体の仕組みについて学んでいきます。 誰かに対してイライラしたり不安になったりすること。 それが心や身体でどのように起きているのか知ることができました。 「知っている」と「理解している」に違いがあるように、 自分に起こっていることをドリルにして 学んだことを日常で実践してみるのは面白いと思いました。 最近ふと感じたことがあります。 いつもだったら怒りの感情がでたらそれをどうにかしたくて

苦しいからこそ見える光と強さ、思いやり、

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おかげさまで弘前で来年開講のセルフケアヨーガ養成講座募集は、定員割れで終了いたしました。 ご検討いただいた皆様へお礼申し上げます。 一瞬で予約枠が埋まったと言っても過言ではありません。 それは「暗闇だからこそ見えてくる自分の光」 この事実に皆様が気づき始めていらっしゃるからです。 それが確かであることは、ヨーガの実践を通してさらに実証されていくでしょう。  「一番苦しい時こそヨーガに向き合えるように」。 この体力が身につくようにヨーガをお教えしております。 この体力は生涯あなたに真の自信を与えてくれます。 楽な時に娯楽のようにヨーガを行っても、 ヨーガが持つ自分を変えていく効力は体験できません。 「悩んでいる時こそ不調な時こそヨーガに来なさい」。 そのようにお教えしております。 本当のヨーガを知れば人に伝えたくなるのは人間として自然なことです。 こんなに素晴らしいものを自分一人で抱え込んでいられなくなるのです。 良いものを伝える人は必要とされる人間になります。 ぜひ皆様がそう在って下さい。 セルフケアヨーガ養成講座は、心のメカニズムを日常でどのように管理して成功の道を歩むかその方法をお教えします。 人生は、心と身体を上手く運転(コントロール)しなければなりません。 その知識と技術がヨーガなのです。 心の解剖学とセルフケアヨーガ養成講座を通してお教えしております。

人を変えようとするより自分の心を観ることがどれだけ重要なことか

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今、なぜ自分は怒っているのか? その理由を知って怒りを表しているでしょうか。 「あの人が私を怒らせるような事をするから」?! 果たして本当にそうでしょうか。 そう考えたことはありませんか? 怒りを3秒で止める?! 怒りは心の仕組みを理解しないうちに向き合う対象ではありません。 怒りを鎮めようとしたものの、 怒りの猛威に太刀打ちできず よけいに怒りが増してしまったと思います。 このように考えてみませんか? なぜ怒っているのか。 なぜ人に変わって欲しいと望むのか。 この緊張はどこから来るのか?! 自分の心の動きが見えていますか? 見えていなかったから、心に振り回されてきたのです。 ふと浮かんでくる思考や感情が、 どのような構造で生まれ、 どのように身体に現れ、 あなたを突き動かすのか? そんなシステムが 私たち人間にはあるのです。 この働きを知らないと、 私たちはそれに突き動かされる人生になります。 これが生きづらさの原因です。 瞑想はあなたの心を働きを見るための道具です。 いつも見ていなければなりません。 心はあなたの道具なのですから。

気づいてもらえるのを待っていた骨盤

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セルフケアヨーガ受講も半ば過ぎての体験でした。 講座の中でいつも通りに立ってみた私のポーズから、 骨盤の硬さが姿勢を悪くしていたことがわかりました。   畠山先生が私のポーズを見てくれた時、 「やろうと思った事先延ばしになってしまったり、 なかなか決断ができなかったりしないですか?」  指摘されたお言葉にズバリと当てはまり! 驚きましたが自覚していました。  身を任せて畠山先生に呼吸法や身体を整えるための誘導をして頂きました。 すると矯正される前は丸みのなかった私の扁平なお尻が、 矯正された後丸みが出現していました。 上半身もドシッとした重い感覚が普段からあったのですが、 矯正された後は立っていることが楽でした。 そして矯正前に比べて気持ちが楽になった感覚もありました。  帰宅してから漠然と何かに納得している私がいて、 何に納得し気持ちが楽になっているのか振り返ってみると 過去に思い当たることがありました。  私は娘を19歳で出産したのですがその時難産でした。 自然分娩で娘も無事でしたがお産経過としては微弱陣痛で、 赤ちゃんが分娩時にうまく回りながら出てこられない状態の回旋異常となり、 助産師さん2人がかりでお腹を押されてやっと生まれてきてくれました。 出産後私は恥骨解離になり二週間歩けず、 ベッド上で寝返りもままならず母乳だけを飲みに来る娘を愛おしく思うと共に こんな姿にある自分を情けなく感じていた初産でした。 その時の難産原因の1つが扁平仙骨で丸みがある所が平になっていると レントゲン写真を見せられながら説明された記憶があります。 解剖学的に説明されてもその時の私には意味を理解できませんでした。  「え~?! 私、仙骨の形が他の人と違うの?!扁平仙?!それ治らないの?!」 医者からは元からのそういう骨格だからどうにもならない事だと言われました。  そうなんだ・・・治しようがないなら仕方ないかと思い諦めました。 と同時に、 もし次に妊娠出産するとなればまた難産になってしまうのだろうか、、、怖!! どうしようという不安が出てきました。 2人目の妊娠を

骨盤はあなたの愛のカタチ

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なんだか気持ちが落ち着かない 気持ちはあるけどカラダがついてこない 時間に追われているような感じ いつも何かをやっていないと落ち着かない このような状態を「地に足がつかない」と言います。 「今この瞬間にいない」と言った方が今の時代はピンとくるでしょうか。 一見何の心配もなさそうに他人は見えます。 目の前の人も街行く人々も。 でも「心の中は不安でいっぱいなんだろうな」と思う時があります。 なぜわかるの? 心とカラダはつながっていますよね。 ならば姿勢もカラダの一部だと思いませんか? 姿勢は心の状態を物語っているからです。 さて前置きが長くなりました。 今日のブログテーマは心と姿勢カラダのつながりです。 姿勢と心・考え方・意識はつながっているんだよ! ということを書いていこうと思います。 子供のころ祖母が私にこんなことを言いました。 「桂子ちゃん(私)が産まれた時お医者さんがねぇ この子の脚は大人になったらモデルさんみたいな綺麗な脚になるよ」 そう言ったと自慢気に教えてくれました。 当時の私は心の中で「なんで大人になった時のことがわかるの?」。 それに子供の頃の私は自分のカラダに自信がなかったので 気持ち良く受け入れていませんでした。 でもその祖母の話は私の中にずっとついてくることになります。 そう今でも。 カラダから人生を見るスタートになったのです。 その言葉をふと思い出すたび気づかされてきました。 カラダは未来を物語っている! 幸せに向かっていくカラダ。 その反対に向かっていくカラダがあること。 カラダは人生を映す鏡なんだ! 先週末は弘前でセルフケアヨーガ養成講座4回目でした。 実技は朝のヨーガ「太陽礼拝」の予定でした。 レッスン前、私のセンサーが反応しています。 皆さんのカラダの声に。 マットを敷く時のカラダの声。 マットから立つ時のカラダの声。 誰かに何か言われたことに対してのカラダの反応。 それらの音が、鈍い。 モア〜んとした気が部屋の中に漂うのです。 ホワイトボードに書きながら不協和音を感じていたのですが、 真っ直ぐ立つポーズ「ターダアーサナ」を教えている時

ヨーガとダイエット、失敗も成功もおなじ理由

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ヨーガに迷子になっている方がたどり着くヨーガ教室があります。 私の教室です。 実は誰にも相談できなかったけれど、 悩みながらヨーガをやり続けてきた。 「ポーズはできるけど果たしてこれでいいのかな?」 そんなヨーガ歴10年20年(?!)の方とお会いすることもあります。 もちろんヨーガを教えながら悩んでいる方もいらっしゃいます。 これは恥ずかしいことではありません。 問題なのはこの悩みを放っておくことです。 一緒に考えていきましょう。 このような場合どうしたら良いのでしょうか? ・今の自分に見合う目標を立てる。 当たり前じゃない?!と思いますよね。 しかしこの当たり前がなかなか出来ない。 自分の考えが混入してしまうからです。 自分のなりたいというイメージと今の自分に見合う目標設定をとり間違えないこと。 なりたいイメージは持ち続けていて下さい。 そのためにはそのイメージに 徐々に近づけていくこと が必要なのです。 そのプロセスを経ることをしないで(ここが多くの人にとって面倒なところ)、 今の自分からいきなりなりたい自分のイメージになろうとする。 これはもちろんできません。 これを「やっても効果がない」と勘違いしていると、 何をやってもこの時点でつまづいてしまいます。 ・その目標に焦点を当ててそれが叶うための方法をとる。 例えば、 ダイエットを始めたが途中で挫折した。 リバウンドしたという逆効果になってしまったのと同じように、 闇雲にポーズをやってバランスの悪い身体(もちろん心も)になった。 姿勢が悪いままポーズをやり続けてきたので悪い姿勢が記憶されてしまった。 ヨーガの場合こうした逆効果が身体にも心にも現れます。 もちろん自分ではなかなか気づけません。 でも大丈夫。 気づく方法が1つありますよ。 深い呼吸と正しい姿勢が身についていますか? あっちのヨーガこっちのクラス。 それはお気軽な感じで良いのです。 それが悪いと言っているのではないので誤解しないで下さいね。 ヨーガは食べ歩きのようなやり方をしても上手くいかないことをお伝えしたいのです。 楽しければ良いじゃないという考えもわかります。

ヨーガ、50歳からの私のために

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50歳以上の方が安心して行けるヨーガ教室を探している方、 意外と多いのではないかと思います。 変化していく身体と向き合うこと、 生き方をシフトしていくこと、 そんなことに取り組めるヨーガ教室があればいいな。 一緒に考えていける場所があればいいな。 教室に来てくださる方々のお話を聞いているとそんな風に感じます。 50代はいろいろなことが試される年代です。 実年齢より若く見えるか老けて見えるか? 自分の人生に満足しているか後悔しているか? 自分はこれから!と思っているかもう終わりと思っているか? これらの考えが外見に如実にあらわれてくる年代です。 そして、 若さを取り戻すとか若い子には負けないと争わなくても良い年です。 良い加減で良い意味で力を抜くことをおぼえていきます。 しかしそれは諦めではないないのです。 50代からは「必死に頑張る」から、 楽に、楽しく、しなやかに、力を抜いて。 そんな生き方へひとかわ脱皮していく時です。 そんな年代の私たちは、 これまでよりももっとポーズで身体と向き合うことをしましょう。 姿勢が正しくないままポーズをやってきたかもしれません。 ここでもう1度自分の姿勢と呼吸からポーズを見直していきましょう。 若い頃の悪い姿勢と呼吸の代償が回ってくる年代だからです。 すべてのポーズの中で力を抜くことを学び、 日常生活の中でも肩や首に緊張が入らないことを身につけていきます。 そうすると血液がスムーズに流れるようになって、 身体の調子も良く気持ちも明るくいられます。 リラックスできる人の方がストレスをはね返す力があるのです。 実際にヨーガで姿勢の歪みをなおし血流を促すと、 これまであった不調が消え去って開放感の喜びを体験できます。 私はそうした喜びの笑顔を何人も見てきました。 クスリも使わず身体の苦痛がヨーガをやると消えるなんて?! お医者様が聞いたら信じられないと思います。 でも目の前でそうしたことが起こるのを実際にこの目で見ていると、 人間の身体は落ち着いた心と正しい呼吸さえあれば 本来は楽に生きていけるはずなのかもしれないと思います。 そして身体が

つながり、親と子のヨーガ

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親が子供に対してきたことは親もその親にされてきた。 そんな話を聞いたことがありませんか? 親によって自分が苦しめられたことは、 親もその苦しみを親によってされてきたと。 もしこの「つながり」が本当なら、 この誤ったつながり(ヨーガ)を断ち切って 本来のつながりに取り戻したいと思いませんか? 子供の意識は他者の動機を理解するまでには向上していません。 ですから親から言われる要望の意図が理解できないのです。 言われている内容はわかります。 しかし「早く、やりなさい!」といった 二重の要求は理解できないのです。 大人になると「早く」や「もっと」という言葉に、 自分の感情を含めることがあります。 子供は感情をぶつけられているのか、 それともする必要がある行動を求められているのか。 どっちなのかわからなくて、 適切な反応ができず混乱するのです。 幼い子供は親の希望通りに動けなくて劣等感を抱きます。 自分がしてしまったことで親を悲しませたことに、 子供なりに罪悪感を抱くのです。 親の要求に応えらなかったこを否定されたりすると、 子供なりに傷ついて親に腹をたてることもします。 このように子供心にも様々な感情を抱いているのです。 これは大変に疲れます。 眠りが浅い子供が多いと聞きますが、 心は疲弊すると逆に眠りは浅くなるのです。 そうした心と身体の基本的なつながりを知らない大人は、 子供に向かってただ「早く、寝なさい!」と叱ります。 家族の中で交わされる親と子の人間関係のストレスを、 そのままにしておいて良いわけはありません。 社会は不健全になります。 子供の頃の感情は繰り返すと記憶され、 人格形成の基盤になります。 仕事や人間関係のストレスを大人が解消するように、 子供が抱えるストレスもきちんと解消することができれば、 家を出た外での行動も健康的になれるのです。 そのくらい私たちの社会的な健康は、 家族という小宇宙の中が基盤になっています。 心のストレス解消は大人だけのものと思っていませんか? 子供にも大人と同じように心があります。 子供時代は親から様々な要求に従

身体を忘れた現代の子どもたちのための”子供のヨーガ”

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この頃は子供やご夫婦の問題など 家族に関するご相談を受ける機会が多くなりました。 ヨーガ教室はヨーガレッスンだけではなくて、 生活にまつわる様々なお悩みと向き合う場所の役目も果たします。 それはヨーガが心と身体、生き方に関する知恵に支えられているからでしょう。 私自身には子供はおりませんが、 ヨーガを指導するということは子育てと似ている面があるなぁと思うことがあります。 母性と父性の両方を必要とするからです。 ヨーガは大人だけのものではありません。 なぜなら子供時代の容赦ない弱肉強食の世界を生き抜かなければならない現代の子供です。 子供の心と身体も抑圧された感情でいっぱいなのです。 大人にはストレスが溜まった時の様々な解消法(誤った)がありますが、 子供にはなかなかないでしょう。 親への八つ当たりぐらいでしょうか? 先日、13歳の息子さんの子育てにお悩み中の生徒さんに、 「今度よろしければお子さんを連れて一緒にヨーガに来て下さい」とお伝えしました。 当方には子供専用のクラスはありません。 ですから大人の中で一緒にヨーガをして頂きます。 ヨーガの時間の中には大人の都合や世間体、 建前が存在しない空間です。 大人の顔色を伺い空気を読む子供に、 ヨーガによって素直な自然体になった大人を見てもらいたいと思います。 子供は都合で物事を動かす大人の心に失望しているのです。 そうした都合でものを話す大人ではない、 純粋な大人の一面に接することにより 自らの子供らしさと純粋さを開花し、 生命の尊さに子供ながらに気づいてくるようになります。 そうした態度を言葉で理想論のように大人が語っても子供は聞きません。 大人が本気でその態度になっていれば子供は気づくでしょう。 子供には本来その力があるからです。 ゲーム三昧の現代の子供には自分の身体を感じるという訓練が必要です。 将来大人になって自分の気持ちをきちんと言葉で表せるようになるためです。 大人になっても「あんな感じこんな感じ」とい

ヨーガをもっと自分に活かす方法

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身体だけではなく心も含めた健康上の諸問題 メンタルヘルスの様々な問題について、 予防や回復のための取り組みをどのように出来るのか。 ヨーガが身近にあると、 病気になったら病院で治療を受けるのと同時に精神的な面も考えていくきっかけになります。 心と身体は一つであることを前提にしたヨーガは、 その人の呼吸と静けさを治る力としています。 今の自分を理解し、今何をなすべきか、どう生きるか等 こうした事柄から目をそらさずハッキリと考える時間になるのです。 日常ではこうした事柄はハッキリ考えるというより、 何かをしながら頭の中でボンヤリ考えていることが多いと思います。 しかしこれは堂々巡りで前に進めません。 ヨーガレッスンの空間はまるでお寺を訪ねた時のような時間になります。 日常に流されて考えられないような事柄だからこそ、 日常からわずかでも距離を置き 身体を整え呼吸を正して静けさの中で向き合うのです。 ですから、 「自分を大事にすること、考えてあげることそんなことを頭で考えて気持ちをいくら整理しても難しくて」 こうしたお悩みに対しても解決策となり得るのです。 ヨーガは一般社会で生活する人々が特定の教義や教えに属することなく、 精神的な健康や心の平和といった側面を向上させるきっかけになります。 ストレスの一番の緩和剤となるのは正座で行う合掌です。 自分の身体を大切にしようと思えるようになります。 正座や合掌や瞑想は霊的な修行を目的としたものより、 現代人の心のケアに及ぼすためのものです。 なぜなら急速に高齢化していく今、 健康問題は誰にとっても無視できないことは事実です。 そして最も私たちを生きづらくさせているのは、 激しい競争意識からの心の疲労です。 競争意識は男性社会特有のものでした。 しかし今は女性もレースの一員です。 もともと女性の精神性は競争するようには生まれついていません。 自己顕示が強く承認欲求が増して 他人の目を気にして内心ドキドキしていると、 動物の弱肉強食の世界と同じです。 ですから神経はすり減り心身ともに辛くなってしまうのです。 このような心を荒廃させる原因に気づいて ご自身のメ

神様がくれたヨーガとアーユルヴェーダ

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アーユルヴェーダを始めて知ったのは入院生活を送った29歳の時。  1ヶ月まったく食事を取れなくなってしまったのです。 身体は骨と皮になりました。  あの当時は今のように心が肉体を病気にするなんて 誰も知りませんでした。  その知識はあったと思いますが一般的ではなかったのです。  ですから私の異変に対応してくれる医師はおらず、  様々な病院と検査を渡り歩いたことを覚えています。  本当に心がない時代でした。  私は自分の身体の異変を通して知りました。  心が身体を病ませるということを。 この気づきが私をヨーガ指導者へ導いていきます。  知識より経験が教師になったのです。 全身検査をしても異常のでない私の身体を前に医師たちは、  無理やり病名をつけて横行結腸を切ろうとしました。  仲良くなった看護師さんがやってきて私にこう言いました。 「ここの病院を出て!手術して腸を切ったら一生もとに戻らないから。  大丈夫!あなたは自力で元気になれる人よ! 手を握って勇気づけてくれた看護師さんのこと今でも忘れません。 病気に効くクスリは真心であることもこの時に体験しました。  これはヨーガの道においてもそうです。  現代は多くのヒーリングやスピリチュアルな手法があり、 ヨーガも様々なポーズが開発されています。 しかし聖者たちは言っています。  本当に人を変えるのはテクニックではない。 愛慕だと。  入院先では本を読むことが私の日課でした。  私はフランスパンがとても好きでパンの本をよく読んでいました。  その中にインドの食事についての本があったのです。  インドには当時の私は興味はなかったのですが、 私の記憶に深く刻まれたページがあります。 同時に記憶のどこかの扉が開いたような感覚がありました。 懐かしいような・・・ 本の中にはガンの治療をしているご夫婦のお話がありました。  日本の場合は病気になっても「食べる」ことを重視しますが、  その本の中の妻は「私の夫はガンだからガンのエネルギーを増やさないように 食事を抜いてエネルギーのバランスを取っているの」と。 イラスト付きで語っていたそ

気になる人を気にしないで自分らしくいられたら

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前回のブログに書きました。 心には嫌いな人ほど気にしてしまうという習性があります。 好きな人なら良いのですが嫌いな人となるとそうはいきません。 体調にも影響するほどネガティブになっていきます。 考えないようにしようと思ってもできません。 なぜこんなにも心を引き離すことが難しいのでしょうか? まずできることとできないことを明確にしていきましょう。 よくやってしまうのが頭の考えで感情をコントロールしようとすることです。 「気にしないようにする」です。 これはできません。 好きや嫌いの強い感覚をコントロールすることは、 好きや嫌いの強い感情にドップリ浸かっている時ほどできないものです。 その感情を客観視できるようになった時、 それはあなたの中の感情エネルギーが弱まる時です。 その時に気持ちを切り替えるのです。 身体と一緒に切り替えてください。 それをもっと楽にできるようになる方法がヨーガです。 ヨーガのレッスンで客観視を身につけていけば、 好きな人も嫌いな人も単に頭の中の想像でしかないことが だんだんとわかってきます。(本当です) 会社に行くとその人がいるので想像では現実だと思うでしょう。 しかし頭の中にいつもいるその人は、 頭の中だけで作り出している像・イメージに過ぎないのです。 なぜこれほどまでに頭の中にその人が居続けるのでしょうか? 過去の記憶が今ここにまだあるあるからです。 頭の中にあるのです。 過去は、 過ぎ去って今ここにはないただの記憶の映像です。 その映像があるから思い出すことができるのです しかしそれは心が作り上げた単にイメージなのです。 心の解剖学を学んで下さるとこのシステムがわかります。 「あの人はこう思っているかもしれない」と考える他者の心の内、 それも心の想像でしかないのです。 なぜ実感がわかないのかというと、 客観視の意識になっていないからです。 それができるのは自分の考えを客観視できるようになる ヨーガを行っている時です。 身体を動かして健康になることを動機に行うより、 身体も整えながら心も整える動機で行った方が 心も身体も整えられて一石二鳥です。 そん

職場にイヤな人がいます。どうしたらいいですか?

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苦しいイライラする原因が自分以外の他人にあると思っている時 どうやったらその人が気にならなくなるのでしょうか? とても多いお悩みです。 「自分に原因がある」と本に書かれてあるのを読んだことがありませんか? 信じられませんよね。 よけいに腹が立つでしょう。 どう考えたってあの人が悪い、、、はず?! 職場や家庭内の誰かが自分のストレスの原因になっている。 そう思い込んでいる時は、 心の中から一時でもその人を解放して下さい。 本来自分にあるべき意識がその人に向かってしまっています。 自分を感じられなくなる前に、 まず我ここにあらずの状態を自分に取り戻すのです。 その手立てとしてヨーガレッスンに取り急ぎ参加して下さい! 自分でやっても構わないのですが、 すでに意識がとらわれている状態で集中することはできません。 中途半端に行ってもよけいにその人が出てきて疲れます。 思い切ってレッスンに身も心も委ねてしまいましょう。 わずか90分です。 誘導されるままポーズや呼吸法を行っているうちに 自分を客観視する意識状態に自然となっていきます。 あなたの意識が「今ここ(here and now)」に戻れば、 未来や過去や他の人に向かっている心を自分に引き戻すことができます。 自分が今何に腹を立てていて、 どういう感情があってどういう身体の状態になっているか。 これを客観的に捉えられるまでに自分を取り戻しましょう。 相手から楽になりたい時は早急にこの状態を確保して下さい。 気にしないようにするための対策は、 まずこの状態があなたに確保されてからのことなのです。 お近くのヨーガレッスンに急いで下さい! 相手に対する怒りからまず冷静さを取り戻して下さい。

呼吸が苦しい、と気づいたら学んで下さい

現代人を悩ます心身症。 心療内科の予約がいっぱいで取れない現象は、 当方の関東地域では珍しいことではありません。 ヨーガを受ける人たちの大多数の人が、 心身症を呈していることが調査から明らかになっています(2015)。 代表的な心身症の頭痛や肩こり腰痛、胃痛腹痛、冷え、不眠 これらが持病化する理由の1つに 心が原因となっていることを理解している人が少ないことです。 なんとなくストレスかな〜仕事がキツイからかな〜程度の自覚はあっても、 自分の心に本当に関心を寄せている人は案外少ないものです。 「呼吸が苦しい」というサインを多くの人が見逃しています。 このような自分自身に対する意識の欠乏を補い、 内面の健康に意識を向け、 治療を補助する心理面へのアプローチとなるのが心の解剖学です。  心という器官は癒すばかりではなく教育も必要です。 心的作用への教育と修正というアプローチが必要なのです。 ことさら医療面においてのヨーガにはそれが求められます。 本講座を手にして下さった方がこうした事柄に少しずつ意識を向けて下さり、 肉体面でのニーズが中心になっているヨーガから ヨーガ本来の心理的作用へのアプローチとして認識されていくことを願います。

児童虐待、不登校児、引きこもり、心の解剖学から考える

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心の解剖学第2期弘前は先週末に。 第3期東京は8月4日の本日スタートいたしました! 総勢16名の方が心の解剖学を半年かけて学んでいきます。 さて、東京コース。 虐待を受けた児童とその親両者に接する機会のある 保健師の方が仰っていた言葉が私たちの胸にささりました。 シェアいたします。  「言葉だけでは無理。身体を使って今ここにいるという意識をまずは虐待してしまう親たちにもってもらわないと、このドラマは終わらせられない!」 保健師さんはどの知識からこの気づきを得たか 修了された皆様方おわかりですか? 「やりたい事がない死にたいと言う子供たちに何て言ってあげたら良いか?」とは、 静岡からご参加の不登校児のための高校の先生。  心の解剖学を学んだ方はご存知だと思いますが、 ドラマとはサムスカーラ、データのことです。  「傾聴のカウンセリングではデータをより増強してしまう!」その通りです。 心の解剖学で学んだことを現実世界の苦しみにあなたはどう活かしますか? わからないでしょうか?なら、 心の解剖学復受講受け付けております。 何度も何度も聴く。 知識を聴くヨーガをやってみませんか? 日常生活では物質的で大衆的な思考です。 たまに精神的な思考を使ってもやはり頭がついてこないのですね。 次から次に本を買い換えるのではなく、 1冊の本を読みこなすことをしてみましょう。 1回目は目が行き渡らなかった文が、 後から後から見えてきますよ。 今回の心の解剖学もまた熱い半年間になりそうです。 よろしくお願いいたします。

眠れる心を取り戻すヨーガ

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質の良い睡眠とれていますか? 心と身体の幸せと健康のサインは睡眠です。 ところが現代は「寝る」ことができなくて悩んでいる人が、 仕事の悩みと同じくらい多いのです。 社会で生きていると様々な価値観の中を生きていかなければなりません。 時には衝突もあるでしょう。 そうした中で必要なのは無理することではなく、 必要な時に心の力を抜けること。 眠れる心であることです。 眠りに心が関係しているとは考えなかったかもしれません。 「身体が疲れすぎているから眠れない」とよく耳にしますが、 ご自身の眠れない原因を情報から判断するのは正しい判断にはなりません。 眠れない原因は深層部分に問題があるからです。 眠れない方の心と身体を拝察すると、 身体に力が入っている・頭の働きが強い・心が過度に動いている。 このような状態がみられます。 そうした方々がヨーガを行うとすでにレッスンの途中で居眠りされます。 眠れないと言っている方に限って一番よく寝ます。 レッスンが終わっても気づかないケースは少なくありません。 ヨーガは心と身体を呼吸と一緒に調和させて動きます。 日頃これがなされていない方ほど こうした集中に脳が慣れていないため、 ヨーガを行うと疲れて寝てしまうのです。 心と身体が調和されて動くようになれば、 レッスン中でも眠気に襲われることはなくなります。 ヨーガで眠れたからと言ってそれでやめてしまわず、 必要な時は心の力を自分で抜くことができる眠れる心になることですから ヨーガを続けることが大事です。 年齢を重ねるともっと眠れなくなる可能性があるからです。 グリーフヨーガセラピーは身体を使った心理カウンセリングです。 男性や頑張る傾向が強い女性などは カウンセリングを苦手と感じる傾向があるようですが、 カウンセリングは意識化されない思考の絡まりを 他者を通して気づき解く作業です。 しかしグリーフヨーガセラピーを利用すれば、 言語よりも確かな身体の動きが心の内を語って解放してくれます。 眠れなくさせる心と身体の力を抜いてから行う グリーフヨーガセラピーのリラクゼーションは、 10分間で8時間の睡眠に匹敵するものです。 家で寝

心の解剖学終了いたしました

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7月21日、第1期生の皆様の心の解剖学無事終了いたしました! 遠方から3時間かけてご参加下さった方 皆様お忙しい合間をぬってのご参加であったと思います。 本当にお疲れ様でした。 そしてありがとうございました。 現在9月の修了を目指して5名の方が受講中です。 8月4日からは新規スタートします。

すでに悩んだ状態から道を探す方法

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すでに現実に引き起こされてしまった悩みに その都度毎回々方法を変えて対処するよりも、 これ以上悩みを引き起こさない自分になる。 という考えからヨーガをご指導しております。  ヨーガ本来の目的は精神的極みですが、 この目標意識がなくてもスピリチュアルに興味がなくても 痛み悩みから解放されたい気持ちがあればヨーガはできます。  ヨーガ・スートラが説く「苦しみは避けられる」という法則を、 悩みから解放されたい人が叶える手段として、 ・苦しみを引き起こさないための5つの要素を自分に養い ・無知を晴らす智慧を学ぶ 当センターではこれらのヨーガ部門を担っています。 この2本脚が揃えばそこから先は自然と導かれていくからです。  精神世界には探せば様々な方法があります。 しかしここを見落とさないで下さい。 実はそれらが功を成すには精神的に成熟した人間性が必要なのです。 自分の感情や感受性に抑圧傾向があり、 変化に対応する精神的柔軟性・順応性が乏しいと(これらは心の病の要因)、 いくら学んでも変わらない結局元に戻る。 心の変化が起きがたい。 なぜなら、 ブレーキがかかった状態の心が開かれた考えをどうやって受け入れるのでしょう? 新しい価値観を理解することは困難です。 これが何をやっても変わらない理由です。 頑なさが成長したい自分を妨げないように、 身体をゆるませることから心の頑なさをやわらげることが必要不可欠です。  悩みを引き起こす無知。 これをを晴らすために智慧を学ぶ。 そしてそれを受け入れる柔軟な心を身体から養う。 この2本立てで行った方が効率的です。 学んだことが身になります。 だからあなた自身が変化していくのです。

精神的病に対する予防と対策

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より多くの方に認識していただくためのツールとして、 このブログから発信させて頂きます。 心の病、神経症、精神病と言われる症状は、 患者と称される人たちだけではなく一般生活者の中にも存在しています。 ご本人が自覚できず周りのご家族や友人も気づかないというだけです。 当方は医療機関ではないため、 病気の診断・判断決定を下すことはできません。 しかしながら目の前の方の動向を拝察する限り、 単なるストレスを超えた症状に接することが少なくありません。 正確に言えば診断を必要とする方が多いのです。 このような現実に30年以上接してきた今 心の健康に志しある方にお伝えしたいことは、 いざ自分自身がその状態になった時、 病状に冒されて意識が無意識にとって換わる中救いになるのが、 『自分自身に向ける客観性のある態度』です。 私たちの生活は大変目まぐるしく時間に追われる毎日です。 では時間がゆったり流れる田舎はそうではないのかといえば、 個人の心の中を見れば決してそうとは言い切れないことがわかります。 つまり自然の中で生きても頭の声が都会の喧騒であれば、 どこで生きても人間は同じなのです。 内面が忙しい状態では客観性は意識できません。 健康で、 この場合の「健康で」というのは食べて動けるだけではなく意識の健康も含まれています。 健康であるうちに心の病に陥らない予防と対策の1つとして、 考えて頂きたいのが心の構造を理解しておくことです。 実際に病気の症状に陥った時なぜそのような状態になっているか、 説明しても健全な理解はできません。 今こうして元気なうちに心の構造を理解することが、 心の病を引き起こす原動力を抑止する働きになり、 的を得た精神的自己管理を可能にします。 ヨーガや瞑想、それにまつわる信仰や信念、価値観。 これらはまず一般社会の中で秩序と調和を守る心の忍耐力があり、 それを人間関係や仕事という心を鍛える場を通して実践できて初めて取り組める道です。 しかし、現代人には威厳あるものとして認識されていないため安易に捉えられています。 自我、エゴという心の構造の一つも、 謝った認識で多くの人がこ