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3月, 2018の投稿を表示しています

智慧で溶かされていく怒りの身体

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診断の2年後、医者はドナに、もう手立てはない、死を覚悟すべきだと告げた。 癌に侵されて以来、ドナは治療を諦めていなかった。しかし、今回は自分の内側 を見つめ、未来に備えようとした。彼女はセラピストに、心の中にある障害を 取り除き、「自分のスピリットが先へ進める」ようにしたいと言った。心の問題 についてはそれまでも自分で取り組んでいたが、「解決し残したこと」がないか、 確認を望んでいた。〜過去をきちんと過去にする。フランシーン・シャピロ著〜 3月30日の朝いつもより1時間早く教室を開けて、 新潟から来るMさんをドラとロージーと一緒に待っていました。 Mさんと過ごす4時間の個人指導の時間は、 私にとっても天の啓示を聞く時間になります。 ヨーガ・スートラを丁寧に紐解き、 30代のMさんのライフステージに合わせた言葉で ヨーガ・スートラが解読されていきます。 それはまるで肉体を持たないグルが私たちに語っているかのようで、 私たちを守り導いている力が降り注ぎ 教室いっぱいに満たされているような感じです。 Mさんの頬に涙がつたいます。 その一瞬を共有させていただいている私は、 静かに漂うように存在します。 私のするべきことは「何を言うか何をするか」ではなく、 ただ心を呼吸にとどめておくことなのです。 頭の声に意識をとられないように意思の手綱を握ります。 魂の浄化は智慧の次元に触れることで起こること。 身体より大きなリュックを背負ってヨーガを求めて来て下さる Mさんが私に教えてくれたことです。 こうして1対1で学ぶ智慧の浄化力に勝るものはありません。 私もそうして教わってきました。 教室に到着した時抱いていたMさんの日常生活の悩みは、 智慧のフィルターを通したとたん別の理解に変わっていきます。 Mさんが智慧のエネルギーによって 全身全霊で変わっていく瞬間が私の体に共振します。 この瞬間を言葉にできたらと思いますが。 今読んでいる本にあるように、 「自分のスピリットが先に進める」ために私たちにできることは、 いろいろな過去で絡まった心を 智慧で解きほぐしていくことなのかもしれません。 自分の考えではなく智慧

充実した心のケア・緩和ケア提供のために学ぶ心の世界

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スピリチュアル・ペインやスピリチュアル・ケアが注目されるようになった今、 心のケアにあたる専門職の重要性が 新聞記事からも発信されるようになりました。 個人の悲嘆や苦しみに寄り添い共感することが求められる今。 何が本当に必要でしょうか。 コミュニケーション能力や傾聴のスキルが知られるところですが、 それだけでは不十分であることが、 3月16日の朝日新聞「がんといま」に記載されていました。 緩和ケアの充実 手探りと。 様々な心のケアの資格講座では相手の心の痛みに寄り添う際、 コミュニケーション能力や傾聴が重要視されていますが、 そのスキルを個人が現場で活かすためには 「心の世界を知っている者であること」が必要ではないでしょうか。 なぜなら、 心の世界を知らないと相手の想いを知る際、 自分の想像に頼ることになってしまいます。 人間である以上はある程度の私観は入るもので すが、 心のケアの専門職には自分の心を静観できる心のスキルが必須です。 このスキルを修得させてくれる手段がヨーガなのです。 当方が対人援助職の方にヨーガをお勧めするのは、 このスキルを身につけていただくためです。 自分の心が静観することに慣らされていないと、 相手の話を聴く間も 自分の頭の声に気をとられることになるからです。 死を迎える最後の瞬間まで 生を全うできるようにケアするために身体的苦痛の対処にとどまらず、 不安やうつなどの精神的問題 死の恐れや人生観までふまえ幅広くケアするために 心の世界を学び知る重要性を伝えています。 心の解剖学講座は、 心のケア専門職として 生老病死が人生にもたらす苦しみに対処できるようになるために、 心の世界を学ぶ講座です。 あらゆる問題は心から生まれ肉体化する。 このシステムを段階的に学んでいきます。 また、心のケアに携わる人でなくても学ぶことができます。 身体と心・スピリットのすべてが統一された 『インテグラルヘルス』を達成するために、 ご自身の心を知ることは大切です。 私たちの幸せは物質的な面と精神的な面が、 調和された時にもたらされると言われています。 物質世界の社会的な成功は

人のために何かをしたい、と悩むあなたへ

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今日は、「魂の成長の道」を開催しました。 このカードは魂のバイブルだ!ということは・・・ 講座を聞いて下さると驚きとともに分かります。 そんな驚きを経験して下さったご参加者のお1人の方は、 兵庫県から飛行機で駆けつけてくれた女性の方。 なんと看護師さんでした。 学びに来て下さった理由を伺うと、 医療のあり方に疑問を抱いてらっしゃるようでした。 介護のお仕事もされていて、 周りの人が病んで退職していくことや 人間関係の悩みが尽きない現場であることを教えてくれました。 きっとこの方に限らず同じ疑問やお悩みを抱えた方は 少なくないであろうと思います。 では、そんな現場で自分のやるべき事を果たすにはどうしたら良いか。 サラリーを得るだけの仕事を超えた仕事をしたい人もきっといるはずでしょう。 しかしそれを果たせる可能性が大きく望めない所かもしれないと気づいたら? そこを出るという事も一つの道です。 でもそこに助けを求めてくる人たちがいます。 その人たちに必要なサポートを自分が果たせるようになるには どうしたらいいでしょうか?! その方にもさせていただいたアドバイスをここに記載しておきます。 たまたま〜でもいいからこのブログを見つけて読んで下さいますように。 そのどなたかのために残しておきます。 「人の役に立ちたい癒したい、助けたい」 だからセラピーやヒーリングの手技を習得したい資格を取る。 そうお考えになると思います。 物事には道順があることに気づかなければなりません。 医療の世界で仕事をするためにどうしてこられたか思い出して下さい。 闇雲に手を出しては学ばなかったはずです。 きちんと学校に通って秩序立てて順に学んできませんでしたか? 段階的に知識レベルを高めてこられたと思います。 いきなりエネルギー。 いきなり宇宙。 もっと大事なことを通り越して?! しかしスピリチュアルの領域にその考えはあまり浸透しておらず、 やりたいことの手技にいきなり入る方が多いのです。 心のこと。 呼吸のこと。 体のこと。 魂のこと。 宇宙のこと。 これらを別々に切りして学んでも、 結局わから

トラウマを抱えこんだ身体が教えてくれたこと

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私は、30年に渡り人の呼吸を見てきました。 皆さんは、目の前の人の一見なんてことのない健康的な身体に 放出されていない怒りや悲しみの力があるなんてこと、 信じられないと思います。 私も10代の頃はそうでした。 しかし、1日に何十人の呼吸を観察しているうちに 人の呼吸と呼吸の間をこの身体で通り抜けるうちに、 私の五感はセンサーになりました。 医療で言ったらレントゲンであり聴診器です。 身体と心、呼吸は もう一寸の狂いも紛れもなく繋がっていることに気づかされたのです。 身体は私たちの心を言語化したものです。 視覚化されたものです。 どんなに清潔感あふれる装いをして何の心配もなさそうに見える人は大勢います。 しかし、身体を動かすとその人の内側の状態がどんなであるか ハッキリ訴えてきます。 ご本人がしたくてそうするのではありません。 身体がそうするのです。 ヨーガレッスンの最後に仰向けになってリラックスする時間があります。 これまでリラックスを与えてこなかった身体に与えると、 身体がこわばってしまいできない方がいます。 身体がワナワナと強張ってきて、 唸りたくなるような衝動が身体の奥底から湧いてきます。 私はそうした身体を何人も何人も見てきました。 ご本人はもちろん気づいていません。 気づいて感じることができたら放ってはおけないでしょう。 強い感情を抱えすぎてきて深い呼吸ができない身体。 呼吸のリズムが不規則な身体。 姿勢がゆがんでいる身体。 頑固に硬くなっている身体。 ゆるみすぎて腑抜けの身体。 気力がない身体。 愛されてない身体。 様々なパターンをこの目で見て身体で感じてきました。 私の個人セッションはお話もしますが、 言語によるカウンセリングはあまり必要ではありません。 その人の身体と呼吸があれば情報はそれで十分です。 言葉よりも呼吸を読む。 言葉よりも姿勢を洞察する。 それらは言葉よりも何よりも正直な情報なのです。 言葉は偽ることができるでしょう。 他者に胸のうちを言語化することは相手にとって困難です。 ですから身体や呼吸からそっと読み取ってあげるのです。 あなたはこう思ってますね?と

自分を知る勇気

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自分の考えや行動、 今ここにいる私の感覚を縮こませたり制限させたり、 自分の体に躊躇させる働きが潜んでいる感覚がありませんか? 私自身も自分の中にそのネックのような何かあることに 時々気づくことがあります。 その力は、 トラウマやブロックなどと呼ばれていますが、 大事なのは名前をつけることよりも 前に進めない感覚が自分の中にあると気づいた それから先のことです。 なぜなら気づいていてそのままにして困っている人が多く存在するからです。 何か一つのこと(人物や出来事)に囚われていたり、 自分のやりたいことやこうなりたい、 その想いを制限してしまう何かがありませんか? それは過去の記憶や体験が原因であることがあります。 過去の体験が今の自分に混入していると、 一歩前に出る力を引っ張る働きになることがあります。 過去の記憶は今を生きる抵抗の力になることがあるのです。 この抵抗に気づいて手放すと、 制限された消極的な自分から健康的な力がよみがえります。 私たちは皆な回復する力を持っています。 そのことに信頼をおけるようになることは、 自分を信頼できるようになることです。 そのためにまず、 心がどうなっているか理解することから始めましょう。 心の仕組みを学ぶと自分の心がなぜこうなのか原因がわかります。 あぁなるほど!そうだったのかと 原因がわかるから人は行動に出られるのです。 確かな原因がつかめないうちは、 ただなんとなく嫌な思いを悶々と抱えて 悩みもいつしかフェードアウトしていきますが、 消えたわけではなくただ蓄積されただけなのです。 過去の記憶の力が働いていると、 どうしても前に進むことができません。 とはいえ過去は生きれば生きるほど蓄積していきます。 手放せない過去はどんどん記憶として増していきます。 このあたりを 心の解剖学 で詳しく学べます。 *4月21日〜新規講座スタートします! 自分の心の中身を知ることは心を整え成長することです。 他者の心の痛みに寄り添う時の大きな力になります。 心の構造が分かっていると悩みも手に取るように見えくるから、 どうすれば良いか自分で考えて行動できるよ

女性性の色気と内なる知性

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女性の精神は、もともと高いということを知っていますか?  女性は聖なる知識の輝きを、 内側から滲み出すことで周囲を魅了する存在なのです。 ところが時代とともに本来のあり方はどんどん失われていきました。 まわりと比べては嫉妬やヤキモチで自信を失っていき、 女性本来の艶ツヤのある輝きは内側から放たれることもなくなりました。 現代女性のスピリチュアルパワーが失せてしまったことは言うまでもありません。 内面の話になると、「よくわかんない」となってしまう。 それこそが女性である証拠だったのに、悲しいことです。 頭で考えるようになってしまったからです。 感じることを忘れてしまったことは、女性として生まれてなんとも悲しいことです。 直観力こそが私たち女性の内なる知性。 あなたがそれを取り戻せば、内側から輝くことは夢物語じゃない。 では、インナーパワーをあなた自身自分が取り戻すために、  何をしたらよいでしょうか? まずこの口癖がないか気づいて下さい。  「忙しい!」です。 だって毎日忙しいんだもん!とどうか拗ねないで聞いて下さいね。 何かあるとすぐに、「忙しいんです」が口癖になっていませんか?  私はそういう女性を本当にたくさん見ます。 やることが多いのは事実です。 しかし本当に忙しいのは彼女たちの頭の中なのです。 目の様子がそれを語っているのです。 腰に力がなくお腹がゆるみ地に足が付いていないのでわかるのです。 口癖はその人の性格と習慣をつくります。  無意識に口にしていると思いますがその無意識こそが現実をつくる強い力。  言葉にすればするほど忙しい毎日を自分でつくりあげていることになるのです。  気をつけましょう。 メディアで取り上げられている「女子力アップ」もほどほどに。 真の女性らしさにはつながりません。 精神がまだ熟していない女性には憧れの対象ですが、  内面的に豊かな男性が 果たして女子力アップの女性に惹かれるでしょうか?  見た目の若さや美しさを追求しすぎると、  心が幼稚になっていくので気をつけましょう。  心が幼いと失うことを極端に怖れるようになってしまうからです。  私たち現代女性がこの物

筋トレよりストレッチが良い理由

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良いストレッチしていますか? 今日はストレッチから心と身体、生き方が変わっていくお話をします。 私の体験談ですがよろしければご覧ください。  最近のヨーガは女性の筋肉を酷使するポーズがあるので、 実は逆効果を招いていることが多々あるのです。  今日はその点をプロの視点からお伝えします。 ここで一つご質問です。 動いた方が効く、痩せる!と思い込んでいませんか?  筋肉は使い方や動かし方を誤ると、 よけいに関節の動きを固めてしまい 結果ゆったりできない心と身体を造ることになるのです。  では、プロはどうするかというと 2つのことを大切にして健康で幸せ感あふれる身体を保っています。  関節の動きをなめらかにすること。 呼吸と行うストレッチ。  この2つです。  ストレッチがきちんとできている身体であれば、 あちこち痛くなることもありません。  腕は肩からではなく身体の中心からス〜っと伸ばすように、 背中を意識して挙げてみて下さい。 信じられないほど楽に上げることができます。 日常の中での身のこなしもしなやかになって、 スーっと姿勢もきれいに見えます。   身体の軸を意識するとバランス力が身につきます。 足腰が安定すると、 しなやかで折れない心になります。 たとえ折れても大丈夫。 竹のようにしなやかに起き上がってくるようになります。  専門家の間では大切な2つのこと。 一般的にはガンガン動いた方が効く という思い込みがあるため、 なかなか信じがたい話かもしれません。  普段生活が忙しく、時間に追われ、 激務の方であればあるほど 筋トレや激しいヨーガより、 上質なストレッチを頑張らないで行うこと 。  要は簡単! その方が心も身体も強く美しく、 健康になるからです。 ストレッチ生活はじめてみて下さい。

スピリチュアルペイン

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終末期患者の人生の意味や罪悪感、死への恐れなど死生観に対する悩みに伴う苦痛のこと。「私の人生は何だったのか」「生きている意味はあるのか」と思い詰めることで、「魂の痛み」とも訳される。コトバンクより  そうなってしまってから体力気力のない中で観念するように学び知るより、 今のうちにきちんと学び準備しておくこともできます。  病気の恐怖の中、 痛みに意識を朦朧とされた中で死生観を受け入れることは非常に困難です。 痛みは理解力を低下させます。 深い認識や洞察がともなわないため、 死生観の理解には適さない精神状態なのです。 今あなたが健康ならチャンスです。 死生観を受け入れられるように心を整えて下さい。 心に深い闇がある中に智慧が入ってくると、 拒絶反応を起こしてしまうからです。  また今健康なうちに瞑想できる心と身体をつくっておいて下さい。 瞑想は目を閉じれば出来るという安易なものではありません。 静寂に入るには心の壁を乗り越えていかなければならないからです。 自分の頭の声にやられているうちは瞑想はできないのです。 心の猛威に負けてしまいその手間で諦めてしまう方が殆どなのですから、 今余裕があるうちにしっかり瞑想を身につけておいて下さい。 それは、 あなたがあなた自身を守り支え導くためです。  人生において理不尽な運命を突きつけられた時 あなたが様々な助けを求める中、 最後に行き着く手段は瞑想です。 必ずあなたを助ける大きな力になることは、 今はわからなくてもその時になれば必ずわかります。

私もあなたも、逝くその日のために

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ヨーガは別名「死の準備」と言われています。 無信仰無宗教であってもヨーガはできます。 人のために祈る機会が日常に与えられます。 そうして自分のおかした負債を清算していけるのです。 ありがたいことです。 呼吸のエネルギーを他のために与えるように。 それが祈ること。 魂の徳を積むこと。 これまで物質的な生き方であっても構わないのです。 大切なのは今ここから省みて新たにスタートすること。 ヨーガを行えば慈しみと思いやりのある生き方に自然と目覚めていきます。 食べたり飲んだり五感の楽しみを奪う必要はありません。 けれどいつも食べ物のことを考えるただそれだけでは、 心が育ちません。 真の人間らしさが失われていくのです。 宗教には規律がありますがヨーガも同じです。 それは自分の心を浄化する入り口なのです。 厳しいからではないのですよ 今まで好き放題にめぐらせていたネガティブな考え。 激しく人を好き嫌いすることや嫌悪することを良しとしてきたこの心に、 自制すること 静寂と内観 内省することを教えていきます。 真の大人になるために。 ヨーガを行えばどんなに心の中が荒れていても、 人間的な生き方とは何かを考えるようになるでしょう。 智慧を学び知ることの大切さを知り、 それを自分の生き方にしていく厚い志しをもたせてくれます。 ヨーガを単なる運動を超えて 自分の内面を深めるレッスンとして行うことができれば、 自分の心を平静にして抗えないものを静かに受け入れる心になります。 そんな心を育むことがなぜ必要なのかというと、 静かに平和に逝く準備になるからです。 心の準備ができていないと、 自分だけではなく周りの人にもつらい想いをさせてしまいます。 だから智慧を学ぶのです。 「知らなかった」では済まされないからですよ。 自分自身を知るという言葉がありますがその真意は、 「我が人間いずれこの地上を去る身である」 ということではないでしょうか? ヨーガは私たちをそのような意識に引き上げてくれます。 さぁ、準備してまいりましょう。

ホットヨガと失われていく優しさ〜男性化されていく女性たち〜

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ギリギリ状態の心 体験レッスンにお越し下さった方にヨーガのご経験をお伺いすると、 「ホットヨガやってます!!」と返ってくることがあります。 ホットヨガをヨーガだと思われているようです。 「お花を生けたことはありますか?」という花道の先生のご質問に、 「はい。花瓶に花を飾ってます」 ・・・どこか誤解があると思いませんか? ホットヨガもポーズを行いますから一見ヨーガの様ですね。 先述の答えはこの誤解に似ています。 ヨーガや華道という精神的な道に共通していることは、 ただ花を生けるただ座るといった「ただ」の中に見えない何かがあります。 ただ立つただ呼吸する。 そうした誰でもできそうな所作の中に 高い精神性がともなっているのです。 精神がともなわない行動は物資的な側面が優位になります。 動物本能が強くなる傾向があるということです。 するとヨガスタジオであってもこんな事態が起きてしまうのですが、 マットの場所取り。 自分勝手なレッスンの途中入退場。 シャワールームを競うように使う。 ロッカールームの乱雑さ。 盗難という考えられない事態、、、 稀なことではありません。 人と人が思いやれない空間がつくられてしまうのです。 動物の縄張り意識の様ではありませんか? 市場にホットヨガが出始めたとき体験レッスンに行きました。 受付からロッカールーム、レッスンの体験、シャワールームに並んで待ったり。 一通り体験して外に出た感想は、「疲れた」でした。 何百人という人々の感情で渦巻く都会の雑居ビルの中で行うヨガ。 密閉した熱い一室で体を駆使して汗を流し、 ペットボトルの水を大量に飲むよう指示され圧倒されました。 20代の私はエアロビクスのインストラクターをしていました。 ヨーガとは真逆の心身ともに激しいエクササイズです。 今の私の身体とは違い筋肉女子でした。 ホットヨガのスタジオにこもる感情の渦と、 エアロビクスで見ていたそれがどこか似ているように感じました。 床にしたたり落ちる大量の汗とペットボトルの水をガブガブ飲む。 人々の「もっと、もっと」という餓鬼のように追いつめられ